治療期間と即時負荷

インプラントと骨がくっつくのに必要な期間

インプラント治療が最終的な完了するまでの期間はおよそ半年程度といわれています。手術そのものは短時間で終了し、 入院の必要もないのですが埋め込んだインプラントがきちんと固定し、 安定した状態になるまで経過を見守った上で義歯を取り付ける必要があるからです。
その間は過剰な負荷をかけないよう、食事の際には注意しなければなりません。

そんな治療期間の長さとその間の不便さを解消するための治療法もあります。早期負荷と即時負荷と呼ばれる方法です。

どちらも通常のインプラント治療に比べてはるかに短期間で仮歯を取り付けることができます。 その分不便さや通院期間を軽減させることができるのです。

早期負荷とはだいたいインプラントを埋め込んでから8~10週間程度で仮歯を入れる方法です。
一方即時負荷とは埋め込んでから48時間以内に仮歯を入れることができる方法です。 治療時の負担を少しでも軽減したい人にとってはありがたい方法となるでしょう。

この早期負荷、即時負荷を行うためには一定の条件があります。
とくに即時負荷の場合はさまざまな条件が必要となります。

まず骨の量が充分にあること。インプラントを埋め込む際、通常の治療よりも強固に固定する必要があるため、 骨の量や固さが求められるのです。
また、顎が整った形をしていることや、骨を造成するための手術を行っていないなどの条件があります。

あくまでこれらの条件をクリアした上での治療となりますが、 これまでのインプラントのイメージを一新する治療方法として注目を集めています。