インプラント治療の流れ

インプラント治療の流れ

手術にかかる時間も少なく、入院の必要もない。手軽にできる治療法といわれているインプラント治療です。 では実際のところインプラント治療を行う際にはどのような手順を踏む必要があるのでしょうか。

インプラントは実際の手術よりもその前後の方が時間がかかります。
高額の費用がかかる治療ですし、人工歯根を顎の骨に埋め込むという大規模な施術が必要になりますから、 事前の入念な計画が欠かせないのです。

欠けた歯の状態、顎の骨の量、あるいは過去の病歴などをしっかりと確認します。 さらに患者の仕上がりに対する要望、あるいは治療方法の希望などを取り入れたうえで治療計画を決めることになります。

手術の前には入念な検査が実施されます。手術の成否はこの検査の精度によって決まってくるといっても過言ではありません。 通常のレントゲン撮影だけでなく、CTなど三次元的な把握ができる検査機器が使用されます。

そして手術です。手術は一度でインプラントの埋め込みと人工歯の装着を行う1回法と、 インプラントを埋め込んだ段階で一度切開した歯肉を閉じ、 後日骨とインプラントの結合を確認したうえで再び手術で人工歯の装着を行う2回法の2種類があります。

治療期間が短く、費用も安くできるのが1回法、より安全に行うことができるのが2回法です。 どちらを選択するかは医療機関がどちらを取り扱っているか、患者がどちらを希望するかによって決められます。

無事インプラントが固定し、人工歯を取り付けた段階で治療が終了となります。
ここまで数ヶ月程度。簡単に済む治療というイメージもあるインプラントですが、 万全な状態で治療を終えるためにはある程度の期間が必要になるのです。